「山の法則」は崩れ去る

「山の法則」で、自分の欲だけでやって、いろいろいっぱい集めて山のようにやっていったら間もなくそれは崩れます。

ドロボー(泥棒)がいっぱい集めて(盗んで)豊かになったとしても、それは後で崩れます。

ドロボーと同じシルエット(袋を担いでいる姿)のサンタさんのように相手(子供)のニーズに応えて提供していったら人々から喜ばれて「また来てください」となります。

同じシルエットで真逆です。ドロボーは家の鍵を掛けられてもう入れなくなります。一時的には儲かってもそれでは後が続きませんし、身銭もなくなるでしょう、捕まるかもしれない。

一方、サンタさんは、みんなに喜ばれ「うちにも来てください」と宣伝してもいないのにどんどん人気者になって引く手数多というか勝手に声をかけられるような、人がどんどんやってくるように…勝手にどんどん伸びていきます。

「神シーズ」を満たしてあげると人気者になって、人心が勝手にどんどん寄ってくるわけです。こういうことを「黄金の谷の法則」と言っているのです。

この話を経営者や政治家に話すといい意味でみなさんショックを受けるんですよ。「ああ、自分は山だった」と。それほど成功者も意外とわかっていないものなのです。

たとえ今成功していても後で消えていく人はいっぱいいます。あのバブル景気の後はみんな消えましたよね。私も当時レストランチェーンを展開していましたから、そんな成功者を何人も知っています。

あの時はまさにみんな山の法則でした。お金を持っているイコール偉いと思い込んでいた時期がありました。しかしその後、見事に山の法則の人はきれいに消えていきました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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