天命を知って生きる2014/05/16

私たちが「真我(本当の自分)」に目覚めたら、丁度、操り人形のように天から動かされているような状態になります。
例えば、花が咲くのに努力や根性で咲くのではありません。
自然に動かされて咲きます。

それと同じように、宇宙によって動かされる状態になるのです。
この状態は、「真我」に目覚めていないときに、考えてわかる世界ではありません。
「真我」に目覚めたときに、自然と起こる現象です。
俗に「天命を知る」という言葉がありますが、「真我」に目覚める、というのは、天命のとおりに生きている、ということになるのです。
「宿命」と「運命」という言葉があります。
両方とも心なのですが、深い次元では異なります。

「宿命」は、宿っている命。
例えば、男として生まれたのは宿命。
人間として生まれてきたのも宿命だ。
また、親を替えることもできません。
日本人として生まれたのも宿命。
変えることができないもの。
既に宿っているもの。
それは種といってもいいのです。
それを「宿命」といいます。
「運命」というのは、運ぶ命です。

因縁と置き換えてもいい。
因が宿命だとしたら、縁が運命といってもいい。
どういう人と出会って、どういう影響を受けて、どう心を変えて、自分の命を運んでいくかということです。
命を運ぶ。
そうすれば、花の咲き方が変わるのです。
宿命は既にあるものだから、それを変えることはできません。
それを認めて、最大に生かすということなのです。

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