【真我開発講座 体験談】自分だけが一人で頑張って生きてきたと思ったら、それは大間違いだった2015/01/14

真我開発講座 体験談 [30代 女性]
私は、30歳の時に離婚しました。
小さい子供を二人抱えて、商売を始めました。
商売は洋服屋さんだったのですが、当時は、食べることと子供を育てていくためにとにかく死ぬほど働きました。
私の両親に子供を預けてシャカリ気になって働き、体調を崩した時や倒れた時だけ休むというほとんど無休状態で働いていました。

おかげさまで商売は順調に伸びました。
店舗を増やさないと同業者に取り込まれてしまう恐れがあったので、とにかく次々と店舗を増やしていきました。
ほとんど毎日出張に出るようになり、仕事がさらに忙しくなり、休みが取れず、子供の幼稚園や運動会、授業参観にももちろん行けませんから、本当にただひたすら仕事をしていました。
そのうちに「私、何をしているんだろう」と思うようになり、だんだん恐怖心が芽生えてきました。
夜ふとんの中で、店が潰れるんじゃないか、ある日突然商品が売れなくなるんじゃないか、借金抱えて潰れたらどうしようかと、起きもしないことを妄想するようになり、怖くて眠れない日が増えていったのです。
日本の景気が悪くなったと聞いたり、売り上げが少し下がると、もう生きた心地がしなくて……、そんな三十代でした。

そのときは、ヘトヘトに疲れていました。
自分で言うのもなんですが、本当に私は必死で頑張り、そしてヘトヘトに疲れてしまって……
ふっと気がついたことは、離婚して父親を失った子供たちが、実は私まで失っているのではないかということでした。
当時は、子供とほとんど会うことがありません。
私は一体何のためにやってきたのか、幸せになるために仕事を始めて一生懸命にやってきたはずなのに、これが私の望んでいた生活だったのか、
本当に疑問に思った時に、ある宗教を勧められたのです。

その宗教の話は素晴らしいと感じました。
これは、今まで物を売って、収入を得るために邁進してきた私が、物ではなく心なんだと、もう心の方で進んでいこうと、私のそれまでの人生は間違っていたと思い知らされた話でした。
そして、今度はその宗教の方にグーっと一生懸命に進みました。
お店も全部辞めて、その宗教に入っていきました。
たぶんお金も一千万円以上は使っていったと思います。
私はその宗教のことこそ本物だと思い、その教えをとにかく学ぼうとしました。
感謝をしなさい、愛を与えなさい、人には優しくしなさい、人間はこうやって生きなければいけませんよということを、
その宗教の本も読み、教祖の教えも聞き、一生懸命学び、本当に幸せになると思っていました。

すると、幸せどころか、まず両親と疎遠になってしまいました。
姉妹も私のことをおかしいと言い出だしました。
私としては、そんなはずはありません。
私は正しいことを言っていると思っていました。
宗教に教えられた通りに実践して、その通りに周囲にお勧めしていました。
ところが、友人は離れ、年賀状は年々減っていきました。
その宗教ではあの世のことも言っていましたので、その教えはこの世では通用しなくて、あの世の私が素晴らしいと、
私の霊的な格が高いから周りはわからないのだと思うようにもなりました。

だから周囲のことは仕方がないと思っていました。
宗教の中に入ると、霊的な格が高いと言われ、
父も母も兄弟もみんな私よりも霊格が低いからわからないんだなと、私にしてみたらそう感じていました。
実はこのようにして人をどんどん裁いていたのです。
口では、愛、愛と言うのですが、時が経つにつれ本当に孤独になっていきました。
そのころまた会社を設立して商売を始めましたが、まったく上手くいきません。

これはおかしいと思い始めました。
昔はもっとうまくいっていて、その時よりも心の勉強をしているのに、こんなにうまくいかないのはどうしてなのだろうと訳がわからなくなり始め、
これは私の勉強不足だと思い、前世療法に行って前世の私と同じ仕事をしてみようと試したり、内観を試したり、本を読んだりと、
あらゆることをとりあえずやってみたところ、結局、幸せになりませんでした。
試した直後はスッキリしたような気がしても、仕事はうまくいきません。
ついにお金がなくなり、子供は両親に預け放しでしたが、次月には家を出ることになり、このままだとホームレスになってしまうのかと、
当時名古屋にいたので、名古屋駅近辺のホームレスの方がいるところに下見にも行きました。
女で一人で寝泊りはどこが安全だろうかと、そんな状態に陥りました。
直後にどうにか仕事が持ち直し、一生懸命に仕事に打ち込みましたが、
仕事はそこそこながらやはり幸せにはなれず、
結局、自分のことは何かが足らない足らないと思い、人のことも裁く状態で、心がまったく休まらない日々を過ごしていました。

このころ、知人から真我開発講座のことを教えていただきました。
しかし、今まであれこれやってきたのに今さらと思ったのですが、
知人は「これは、とにかく他とは違うから真剣に取り組んでみるといい」というので、受講することに決めました。
受講して、私のものの見方がそれまでとまったく逆になりました。
私は、それまでは自分を産んでくれて、育ててくれた両親に感謝することができませんでした。
姉妹でさえ、その愛すらわかりませんでした。
長年それを裁いていたのです。

講座を受けて、初めて本当に心の底から両親に感謝をし、周りの人に感謝をし、
私は自分だけが一人で頑張って生きてきたと思ったら、それは大間違いだと初めて気づきした。
そして、本当に申し訳ない感情が全身を覆い、講座中は頭が痛くなって顔が腫れるほど涙を流し続けました。
50歳を過ぎて初めて「わかった」という感覚でした。

その後、仕事はずっとそのままやり続けていますが、ものの見方がまったく変わったこともあり、おかげさまで以前より順調に伸びています。
以前と変わったところは、頑張って何か狩りをするように仕事を取ってくるという感覚ではなくて、仕事が向こうから勝手にやってきてくれる感じになっているところです。
人間関係も劇的によくなり、本当に生まれ変わった気持ちで日々過ごせています。
ありがとうございました。

このページの先頭へ