人間嫌いから感謝の気持ちが湧き上がった2013/11/25

Mさんは、一言でいうと大変な「人間嫌い」でした。
世の中は人間関係の連続ですから、人間嫌いというのは、大きな致命傷になります。
家族、仕事、恋人……、あらゆる面で苦労されていました。
私のところに来るまでは、本人も何とか自分の性格を改善したいと思い、色々なことに取り組んできましたが、
「何をやっても頭では理解できるのだけど、なかなかできない」という悩みがありました。
彼の中に根付いている人間嫌いが、どうしても乗り越えられなかったのです。
しかし、彼は幼少時代から背負っていた苦しみを、真我を体感することで見事に改善されました。
一部ですがご紹介させていただきます。

(体験談)
Mさん(東京都・40歳・男性)
ここに来る前は、ひどかったです。
人生終わっていました。
人が嫌いです。
人を好きになれないのです。
人が話しているのを聞いて、イライラしてくるので、人と上手くいかないのです。
子供の時はケンカしたり、ケンカして疲れて学校へ行かない、引きこもったり、親ともあまり口きかなかったり。

大人になって、会社へ行くと同僚が敵に見える。
上司に叱られると、頭ではいけないと思うのだけど、どうしても我慢できない。
30分は我慢できるが、それ以上だと、長げえな、しつこいな、うるさいなと、すぐに出ちゃう。
手が出て、足が出て、上司が青タン作ったり、会社に居づらくなって、仕事は100回以上変わりました。
朝行って、昼休みに帰るとか、ホントダメでした。
いつもイライラしていました。

お金を使って楽しいことをいろいろやりました。
飛行機からパラシュートで降りたり、海にもぐったり、薬をやったり、飲む打つ買う、歌舞伎町とかでめちゃくちゃ金を使いました。
家を一軒買えるくらい使いました。
そのとき一瞬は楽しいのですが、家に帰って一人になったらまたイライラしたりして、根本解決にならなかった。

私の人生このままじゃいけないなと思って、宗教、仏教、教会にも行った。
お坊さんの話もこりゃダメだと思って、聴けなかった。
キリスト教で、周りの方と手をつないで歌いましょうと言われても、それは勘弁して下さいという感じでした。
成功哲学・自己暗示、自分に催眠術をかけたり、そんなことをして生きていました。

彼女はいたのですが、彼女は悪くないのに彼女とも長時間いられない、
彼女は本当にいい子で好きだから、終わりにしたくないから、
1週間に一回半日だけ会うことに決めて、結婚も無理、したいとも思わなかった。
お金稼いで右から左に終わっていくのかと、どうでもいいかなと思っていました。
心の学校に来て、研修を受けて、研修中は、たくさんの方がいましたが、
人間嫌いですから、周りのおじさんおばさんがダメ、この人が気に入らない、うるせぇ、うっとおしいなと思っていたのですが、
本当の自分に目覚めた瞬間に、自分の前にあった壁が、パーんと抜けた感じがしたのです。
本当はみんな一つなのだということを、そのとき実感しました。

自分で敵を勝手に作って、嫌いになっていたのだと、本当の自分に目覚めた瞬間に、
さっきまでちょっとうっとうしいと思っていた隣の方が、すごく好きというか、ありがたい存在になっていったのです。
帰り道も、人がいっぱい歩いていたのですが、僕は、人混みは苦手なのですが、みんないい人だなぁと見えて、
付き合っていた彼女とは結婚して、今は朝から晩まで一緒にいますが、全然大丈夫です(笑)。
大丈夫という言い方、語弊がありますが、一緒にいてくれてありがたいのです。
前からよく感謝しなさいと言われていたのですが、やっと感謝がわかりました。
生かされていて、すべて受け取っていて、自分に与えられていて、ありがたいのです、嬉しいのです。
前は何かもらったらありがとう、何かしてくれたらありがとう、お世話になってありがとう、お歳暮のコマーシャルみたいなもんだなと思っていました。
でも全然違う、嬉しいのです、今このままで、自分を喜ばせようとお金を使わなくても。
だから今は給料が残る、そんないっぱいじゃないですけど(笑)。

人様のために、使えるようになったのです。
仕事も、僕がこんにちわ!と行くと、お客さんも笑って手伝ってくれます。
上司の方とも、上手くいっていますし、今、本当に、仕事も楽しいし、家に帰っても楽しいし、
こんなんでいいのかなというくらい楽しいです。
ここに来れたおかげで、やっと今スタートだなと思いました。
ありがとうございました。

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