宇宙の法則~すべてのものは一つである

私たちは、日常自分たちの力によって生きているように思えますが、実は生かされていたのです。
そして、大宇宙の中の地球に住んでいる私たち自身も宇宙そのものなのです。

宇宙以外のものは何一つ存在しません。
あらゆるものは、宇宙のエネルギーをもっています。
そして宇宙のすべてが一つのエネルギー、一つの命として存在しているのです。
生命のエネルギーと宇宙のエネルギーは同じ一つのエネルギーです。
それは、永遠の命であり、全体の命です。
永遠の命とは、宇宙の存在そのものです。
そこには過去も未来もありません。
全体が一つの命、生きとおしの命です。

地球は決して人類のものではありません。
人類は、地球というこの惑星に住まわせてもらっているだけです。
その事実を謙虚に受けとめ、地球の法則に従うことに徹すれば、この地球上に永続的に生存することは可能です。
地球の法則、宇宙の法則に則ることのできる能力は、決して特別な能力ではなく、それは私たち人類全員に最初から与えられている能力です。
そして、その能力を発現させる唯一の方法は、私たち自身の内なる宇宙に目覚めることなのです。

大自然は、この一つの生命を見事に何一つ狂いなく循環させます。
地球は水の惑星といわれるとおり、水は地球上の至る所に存在しています。
海や川だけでなく動植物の体内にも水は多く含まれています。
人間の体も70パーセントは水です。
森林にも水がたくさん含まれています。
水は太陽の光を受けて蒸発すると、水蒸気に形を変えます。
水蒸気が集まると今度は雲に形を変えます。
そして、雲が集まるとやがては雨が降り、雨水は地中に含まれたり川になったりします。
その水をあらゆる動植物が体内に吸収します。
川は海へと流れ、そしてまた水蒸気になります。
そのような循環が何億年も続いているのです。
これは、まさに神の生命といえるでしょう。

神の命は光のような性質をもっています。
例えば太陽の光は、プリズムを通過すると屈折して様々な色に分散されます。
これと同じように、神の命は一つの命であり、すべての生命は一つの命なのですが、
プリズムを通過した光のように屈折率によって様々な形となって現れているに過ぎないのです。
私たちは、屈折して現れたものを肉眼で見ているにすぎません。
しかし私たちの本体は神そのもの、宇宙そのものなのです。

すべては一つなのです。
そのことを体感することが最も尊いことなのです。

このページの先頭へ