今という瞬間には因果の法則はない

私たちの悩みや苦しみやトラウマは全て過去のものです。
不安や心配や恐怖は全て未来のものです。

私たちは、そういった過去の辛い記憶や未来への不安を背負って生きています。
しかし、真我を開いたらそれらは全て消え去ります。
なぜならば、真我は今この瞬間にあり、真我には過去も未来も存在しないからです。
過去や未来は、実在しない幻のようなものなのです。

真我を開くと自分の中にある神が出現します。
神が現れると、その光で過去のトラウマが消えていくのです。
私たちの記憶に残るのは、体験そのものではなく、その体験の受け止め方です。
その受け止め方の積み重ねが私たちの思いなのです。
真我を開くと、その体験に対する受け止め方が劇的に変わるのです。

例えば、母親から冷たくされた記憶は強く脳裏に残ります。
しかし、真我を開き神の愛が涌き出て来た時、今まで思いも寄らなかった母親の深い愛が見えてくるのです。
冷たい仕打ちをされたと思い込んでいたのは自分の浅はかさであり、本当は娘が自立できるように心を鬼にして突き放してくれた母の大きな愛だったのです。
そのことに気がついた瞬間、過去の記憶は百八十度変わってしまうのです。

起きた事実が問題ではないのです。
その事実をどう捉えるかが一番の問題なのです。
なぜならば、その事実はどこにも存在しておらず、その事実をどう捉えているかだけが心の中に残っているからです。
ですから、その思いが変われば、過去が変わったということになるのです。

過去などはどこにも存在していません。
過去に何があったと言う記憶があるだけです。
明日になったらやはり今日になります。
明日は絶対来ないのです。
今とは真我、今とは宇宙、今とは神であり、また今とは愛なのです。
今が変われば未来も変わります。
今が変われば過去も変わります。
ですから、今しかないのです。

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