「将来はこうなろう」と目標を立ててみても、
自分の心が変われば、過去のレベルで立てた目標には意味がなくなってしまいます。
そして、全く違った未来や目標が見えてきます。
極端に言えば、「日本一の強盗になろう」という夢を持っていたとしても、意識が上がれば、その夢は意味のないものになります。
その時に、その未来は消えていきます。
そして、もっと人に喜ばれるようになろう、人に役立つようになろうという夢に変わっていく可能性があるのです。
未来に目標を立てて、それに固執して生きるというのは、あまり賢い生き方ではないのです。
過去はそういう生き方が良しとされてきましたが、これからの新しい生き方はそうではありません。
自分の意識レベルを上げていくことだけに専念していけば、自ずと未来は拓けて来るのです。
昔の夢にいつまでも囚われてはいけないのです。
例えば、オリンピックに出場するという夢を持っていた人が、引退してコーチや監督になったら意識を変えなければなりません。
スイッチをパッと切り換えなければならないのです。ところが、そこでスイッチを変えられない人がいます。
過去の栄光ばかりにしがみついて、「過去こうだった…」と言って酒に溺れている人は、過去に生きている人です。
過去に生きても後悔が残るだけで意味がありません。
過去に生きている人は、今を生きていませんから生きた屍と同じなのです。
テレビのチャンネルが切り替わったら、今度はそのチャンネルで楽しめばいいのです。
いつまでも「あのチャンネルが良かったのに…」と言ってみても始まりません。
もうそのチャンネルは終わってしまうのです。
常に今を生きることです。
今しかないのです。
今、今、今…、今こそが人生そのものなのです。
今の中に人生の全てがあるのです。