生きとし生けるすべての生命は神そのものです。
ですから、もちろん私たち人間も神そのものなのです。
しかし、自分が本当に神そのものであるのか、
そして、神の意識を自覚して生きることができるのか、と素朴な疑問を抱くことでしょう。
「この世はすべて神の顕(あらわ)れ」にも書きましたが、
地球上にあるすべての物質は、もともと宇宙に存在していたという結論から捉えていくと理解できると思います。
そして改めて自分にこのように問いかけてみるのです。
地球を作ったのは誰?
大地を作ったのは誰?
自然を作ったのは誰?
人間を作ったのは誰?
地球上に生息する百万種類以上の生物を作ったのは誰?
あなたの内臓を動かしているのは誰?
あなたの60兆もの細胞一つ一つを動かしているのは誰?
あなたの毛細血管の隅々にまで血液を休みなく送り続けているのは誰?
あなたの脳を作ったのは誰?
このように、原点をたどって事実を見ていくと、「人」や「もの」が作り出せる生命など何一つ存在しないことが理解できるかと思います。
またご自身のことも、今まで「自分」だと思っていた「自分」もそれが「本当の自分」ではないことがすぐに理解できたのではないでしょうか。
私たちには「考える」という特権がありますが、その元になる脳も人間が作ったものではないという結論に、たどり着きます。
私たちが神そのものであることは、このように理性的に考えても理解できるのです。
そしてもう一つ、神の意識を自覚するためには、脳で考えるのではなく、本当の自分に目覚めることです。