真我を開いていくことによって、宇宙の法則と言う波に乗ることができます。
本当の自由とは、宇宙の波に乗ることです。
お釈迦さんのやられたことと、私のやっていることは、その目的が仏に目覚めることという点では全く同じです。
ただ何が違うかと言うと、早くその境地に達することができるということと、現代社会の中で実践に活かせる
ということの二つです。
お釈迦さんの場合は、人々に説法をして回りました。
お釈迦さんには、知恵があったためにいろんな言葉が出て来ました。
言葉を知らなければ、そのことを多くの人に伝えることはできません。
しかし、説法をするというのは、インプット、学びの世界です。
しかし、私のやり方はインプットではなくアウトプットです。
お釈迦さんが言わんとすること、宇宙の知恵はもともと一人一人の内に既にあるのです。
何も新たに学ぶ必要はないのです。
ですから、それを引き出して行けばいいのです。
お釈迦さんは対機説法をしていましたが、これは仏教で言う小乗仏教です。
大乗仏教と言うのはそういう理論理屈もいらない世界であり、まさに真我に目覚めるということです。
お釈迦さんは、その両方の大切さを説いているわけです。
「本当は対機説法などいらないんだ」と。
「真我に目覚めれば、一瞬の内にそういうものは超越できますよ」と言っているのです。
しかし、理論理屈だけでも、ある程度の悟りの段階に導くことができるのです。
今まで自分の壁だと思うものがどんどん消えていきます。
禅問答やブレイクスルーのように、思考を停止させてしまうやり方を、私は横のブレイクスルーと呼んでいます。
横のブレイクスルーと言うのは、考えをどんどん広げて破っていく世界です。
それに対して、真我を開くというのは、縦のブレイクスルーです。
縦に突破していく世界です。
縦のブレイクスルーができた時に、結果的に同時に横のブレイクスルーもできるわけです。
縦のブレイクスルーの究極は、宇宙と一体になることです。