天国に行けるのは、全くカルマのなくなった人だけです。
それは聖書で教えている通りです。
原罪が完璧になくなった人だけが天国に住めるのです。
カルマにも段階があります。
カルマをたくさん背負って低い次元で生きている人は、高い次元の世界には住めません。
次元の違いによって住む場所も異なってくるのです。
例え話ですが、仕事を一生懸命やっている人たちばかりが集まっている場所には、
毎日お酒ばかり飲んで仕事もしないような人はいられなくなります。
苦しくなってその場所にはいられないのです。
これと同様、天国には、カルマをたくさん持っている人は住むことはできません。
それはエネルギーが違うからです。
次元が違うと住む世界も違うというのは、ちょうどテレビのチャンネルに例えればわかりやすくなります。
4チャンネルに合わせていたら、4チャンネルの番組しか見られません。
4チャンネルに合わせながら6チャンネルや8チャンネルは絶対見ることができないのと同じです。
自分の次元の世界にしか住めないのです。
大きく分けると、この世界は大調和と不調和の二つしかないのです。
大調和が天国、不調和が地獄です。
ですから、段階を歩んでいるうちは、まだ天国ではないのです。
しかし、現実には、カルマを持っていない人などはほとんどこの世にいません。
カルマの世界は地獄ですから、私たちは、天国に行けるようにしなければならないのです。
現在は、地球全体がカルマの世界を歩んでいますが、中には逆に天国の世界に向かっている少数派もいるのです。
片一方では戦争をしていますが、その一方では平和にしようと運動している人たちも大勢いるのです。
今はまだ天国の世界に向かっている人は少数派です。
しかし、ある時期が来れば、全人類が一挙に変わる可能性があるのです。
それは、ちょうどコペルニクスが地動説を唱えたことによって、その後一挙に人々の認識が変わったのと同じです。
意識は一挙に世界を変えることができるのです。
それはまさに全員が夢から覚めるようなものです。
夢を見ていても、パッと目が覚めたら、それが夢だったということに一瞬で気がつきます。
まさしく、そのような瞬間が来ても何らおかしくはないのです。
目覚めた人の数が徐々に増えていき、
そういう人たちが権力を持ち始め大衆に影響を及ぼしていくといった変化の仕方ではありません。
地球が太陽の周りを回っているというのは紛れもない事実ですから、その事実に気が付くのには時間がかかりません。
全員が地球を中心に太陽も惑星も回っていると信じ込んでいても、
そうではないという事実を知れば、全員が一瞬に認識を変えることができます。
そういう転換が意識の分野で起きる可能性が秘められているのです。