天と地、陽と陰、プラスとマイナスと分けるのは相対的な捉え方です。
しかし、相対的な捉え方は真実ではありません。
宇宙には天も地も、陽も陰も、プラスもマイナスも、能動も受動もないのです。
究極はただ一つ、神の原理があるだけなのです。
神は原理そのものなのです。
神が原理を創ったのではありません。
原理そのもののが神なのです。
生きとし生ける森羅万象すべてのものが神であって、この宇宙には神というただ一つがあるだけなのです。
そこに相対は存在しないのです。
ですから、本来は天と地を分けるべきではないのです。
「天においてなされることが地上において現れる」という表現は真実ではありません。
地上に現れたことも全て天なのです。
地上にあるものも、天にあるものも全部が一つなのです。
地上に現れているものも現れていないものも、全て天の現れ、神の現れなのです。
人間を神と捉えたら、戦争も闘いも病気も一切存在しません。
何も最初から起きていないのです。
何者も死んではいないのです。
神は最初から死んでもいないし、生まれてもいないし、何も起きていないのです。
実相とは神のことです。
真我とは神のことです。
神に戦争などありません。
病気もありません。
闘いもありません。
憎しみも恨みも何もありません。
私たちの目には様々な出来事が映り、
私たちの耳には様々な情報が入ってきますが、
それは私たちの五感で見たり聞いたりしているだけであって、
神の世界にそのようなものはないのです。
この真実がわかれば、初めて全ての謎が解けてきます。
人はみなそれぞれに悩みを抱えていますが、私の所で真我を開くと、
その瞬間に「悩みなどどこにも存在していなかったんだ」ということがわかります。
全部は自分の妄想だったということに気がつきます。
そのことがわかった時に、悩みのみならず、病気もガンも全部消えてしまうのです。
全ては幻だったのです。