真我を開発すると、自分自身が何者であるのかが理解できるようになります。
そして、自分自身の生きる使命や生きる目的が明確になってきます。
さらに自分自身を深く知るためには、縁を大事にすることが重要なカギとなります。
縁とは自分の外界にあるものすべてのことをいいます。
そして縁は、自分自身に出会うためのきっかけでもあるのです。
例えば、ある師との出会いによって、隠れていた自分の才能が開花したとすれば、
その縁によって自らの内に潜在していたものが顕在化したということになります。
その能力はもともと自分が持っていたものであり、出会い(= 縁)によって実は新しい自分と出会ったということになるのです。
まさに、縁とは自分自身に出会うためのきっかけなのです。
さらにいうならば、縁すらも自分自身が引き寄せているという言い方もできます。
この宇宙には、自分自身が求めているものや自分自身と同類のものを引き寄せる働きがあるからです。
縁を大切にすることで、さらに自分自身が発見でき、生きる使命や生きる目的が明確になります。
すべての行為は自分自身を知るための働きでもあります。
私たちは自分自身を知ろうとする本能を持っています。
それは私たちがみな神そのものだからです。
チューリップはチューリップに咲くようにできていますが、
土に恵まれなければ花は咲きませんし、陽にも当たらなければ花は咲きません。
土や太陽や水や肥料に恵まれて、初めて花が咲くのと同じように、
私たちもそういう出会いによって、自分の使命を確実に果たしていくことができるのです。
ですから、真我を体感し、体得したら、次は、自分を生かしてくれる人や環境に出会うことが、どうしても必要なのです。
縁に恵まれるためには、あなた自身をよりはっきり自覚し、より大きく体現していくことです。
「自分はこんなふうに咲くのだ」ということを、より広く発信していくことです。
発信をしていくことによって誰かがあなたを受信し、縁をキャッチできる可能性が高くなります。
花粉が風に乗って飛んでいくように、あなたにも動きが必要であり、じっと待っていても縁はやってはきません。
磁石の磁力を強くして紐をつけて街を歩くと、鉄がくっついてきます。
いくら磁力が強くても、磁石を動かさなければ鉄はつきません。
ですから、あなたも積極的に行動を起こし、人と会うことです。
真我を体得することによって、あなた本来の輝きが発揮されますから、
今までとは出会う人たちの質も変わってくるはずです。
より真我を体感・体得・体現していくことが、よい縁に出会う最良の道であり、
新しい自分を発見できるきっかけとなります。