先日、学長が「真我開発における“言葉”の大切さ」についてお話されました。
真我を開いた後に大切なのは言葉と行動だと、学長は常々おっしゃっていますが、
何気なく使っている言葉や、心の中でつぶやく言葉が、どれほど大きな影響を持っているか、
そして発する言葉が、人生そのものを形づくっているということを深く語られました。
以前、なかなか真我が開かない受講生の方がいらっしゃったそうです。その方に対し、学長が一言「言葉を変えなさい」とアドバイスされたところ、
突然、涙とともに真我が大きく開かれ、ご本人も驚かれていたそうです。
その方の口癖は──「絶対に許さない」。
しかし、学長のその一言をきっかけに、「ごめんなさい…」と涙を流しながら繰り返され、
まるで固く閉じていた心の扉が一気に開かれるような瞬間だったといいます。
実は、私たちは無意識のうちに、自らの心に“シャッター”を下ろしてしまうような言葉、心に鍵をかけるような言葉を使っていることがあります。
真我を開発するには、「頭」というフタを外し、心の奥深くまで掘り下げていくのですが、その逆に、ある種の言葉は、まるでガシャーン!と音を立てるように、心にシャッターを下ろしてしまうのだそうです。
たとえば──
「できない」「わからない」「許さない」「無理」「〜ない」など。
これらの言葉を口にしたり、心の中で何度もつぶやいていたりすると、
真我を引き出すどころか、自分の心を内へ内へと封じ込めてしまうというのです。
大切なのは、
「自分の意志で、言葉を変える」こと。
学長のお話を聞きながら、言葉の威力を改めて感じました。