※受講生と学長の質疑応答より
質問者:真我の追究において、犠牲と献身について教えてください。
学長:例えば、ある限られたものを分け合うとか、相手に譲るとか、それは「犠牲」とか「献身」という言葉が出てくると思います。
でも、相手は宇宙だから、宇宙は無限の宝庫なのです。
その宇宙は、あげればあげるほど増えるのです。自分が出せば出すほど増えていくのです。
例えば、自分の家は貧乏で何もない。先祖も何も残してくれなかったと思っていた。こんな嫌な自分だと。
それを業カルマと言い、それを背負って生きている。私は犠牲者だとずっと思い込んでいた。
ゴミ出しのワークでは、心のゴミは自分一人で作ったという感じではないですね。犠牲者だと。先祖からもらった性格であり性質であり。
そう思っていた。
でも、そこから先です。
そういえば、自分の家の裏に何か倉庫があったな。
ちょっと覗いてみよう。それは自分の心です。
ずいぶん錆びて汚れて、まさにゴミだらけの倉庫だ。それを今回開けてみようと。
ゴミだらけで先祖がろくなものを残してくれなかったと思っていた。しかし、ギーッと開けたら、何か光っていた。黄金の山が積まれていた。
あの汚いゴミだらけの倉庫に黄金の山が積まれていた。
バーーっと!
何だこれは!
そこには2枚の札がありました。
一枚にはこう書いていました。
『これは先祖代々からの宝です。したがって、あなたのものです。全部あなたのものです。』
びっくりした!
ゴミしか残してないと思っていたのに中身は黄金の山。
もう一枚にはこう書かれていました。『この財産は使えば使うほど増える。だから思いっきり使ってください。使えば使うほど増える。』
奪い合いでもないし、使えば使うほど増えるのだから。
その使い方は、あなたの心が本当の自分、真我に目覚めて、その豊かな心で使う。そして、その奥に更に黄金を掘り当てられるものに使うとますます増える。
どんどんどんどん、自然と先祖代々父母に感謝が出てくる。
そして人様のお役に立つために使う。
すると良い人がますますどんどん集まってくる。
やること成すこと、恐ろしいほどうまくいく。あなたの中に眠っている財産だから。
犠牲でも献身でもない。
一番得られるのは自分なのです。普通の概念とは違うのです。戦争の概念とは真反対なのです。
宇宙全部をいただいているのですから。人の領土を奪い取る必要はない。
地球全部いただいているのだから。