10月13日土曜日の「共感疲労について、YSこころのクリニック院長、宮島ドクターの記事がyahooニュースに掲載されましたので、皆様にお知らせいたします。
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(タイトル)災害が続き…被災者以外の「共感疲労」が話題に その症状やケアは? 精神科医に聞く
災害続きで「共感疲労」が話題に SNS上で先日、「共感疲労」について話題になりました。相手の苦しみや痛みに共感・同情することで、当事者でなくとも、気づかないうちに精神的疲労を感じてしまうことがあります。
特に、大きな災害や事故などが発生した時、メディアを通じて被災地の情報に触れているうちに、被災者でなくても心の疲労を感じる人は少なくないようです。
今年は、豪雨や地震、台風などが立て続けに発生し、報道も多いことから、「どこかで災害が起こるたびにしんどい」「うまく言えないけど、気持ちが落ち込んでしまいます」「どうやって切り替えたらよいの」など、さまざまな声が上がっています。
共感疲労の症状やケアについて、YSこころのクリニック院長で精神科医の宮島賢也さんに聞きました。
Q.共感疲労とは何でしょうか。
宮島さん「事故や災害の被害者をはじめ、心を病んでいる方や看護・介護の必要な方などに寄り添い、お話を聞いたり援助したりする際に、自分自身も相手から影響を受け、心身共に疲れてしまうことを言います。
特に遺族支援など、グリーフ(喪失に関する思い)やトラウマを扱う対人援助の領域では、患者さんの気持ちを傾聴し、悲しみに寄り添う(共感する)心の支援が長期にわたったり、ご要望に応えようとする援助が許容範囲を超えたりすると、『燃え尽き(バーンアウト)』が起こりやすくなります。
一般的には、本人の認識の有無にかかわらず、ほとんどの人に大なり小なりのトラウマが存在しているため、トラウマを持った方の話を聞く中で、自分の中のトラウマが反応し、次第に症状として現れてきます。そうすると、ケアしている側の自分自身も、相手の心の状態と同じように苦しくなり、追い詰められた状態になっていくのです」
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