※学長の講話より
学長:ある女性だったんですけどね。会社の社長で癌だった。癌でもう死ぬかもしれないと、私のところに相談に来ました。
私は彼女に「がんを捨てたいですか」って聞いたら、「もちろんです」と。「だったら、あなたの会社も全部捨てなさい。」
死んじゃったら、みんな置いていくじゃないですかと。そういう話をしました。
彼女には相当抵抗があったので、「捨てるといってもどっかにポンと捨てるわけではない。あなたの息子がいるでしょ、息子にあげてしまいなさい」と。
彼女は「分かりました。佐藤学長の言う通りにします。息子に会社をやってもらうことにしました。息子を社長にして、私が会長になって、報酬をいただいて暮らそうと決めました」と言いました。
私は「ダメだ」と。それじゃあダメだ。「あなたが死んだら、もうそんなこと言ってられないでしょ」と。
「じゃあどうしたらいいの?」というので、「会社を息子に売っちゃいなさい。会社を売って、それを分割して、あなたの報酬と同じようにしてもらいなさい」と言いました。それで、全く、さらになりました。
またしばらくして彼女から話が来ました。「いやー、ちょっと大変なんです。従業員が社長についていったのに、息子についていったわけじゃないから」ということで、問題が起き始めたと言うわけです。
私は「そんなものは当たり前じゃないか」と言ったのです。「あなたが死んだら、そんなこと言ってられないんだよ」と。
あなたが死んだという仮定なんだよ。もう死んで、この世からいないんだ。そうしたら当然、死んだらもっとそういうことが起きるわけ。
だから、あなたの目の黒いうちに、死んだ後のことが見れるんだよ。あなたのその性格が、あなたの考え方が、会社を作ったかもしれないけど、癌も作った。
それをきれいさっぱりすべて手放すという話をしたのです。
すると、それを決意した瞬間から、彼女の癌の進行がストップしました。
私たちは、どうしても「これは良いこと」「これは悪いこと」って、そういう分け方をします。
皆さんの意識がエレベーターで上がってきたら、良いと思われる景色も、悪いと思われる景色も置いていって上に上がっていくのです。
そういうことなのです。今日ここで、全く生まれ変わる気持ちで、進めていきたいと思います。


